南壽のオススメミュージック(Vol.3)
音楽と共に生活をしているワタクシ南壽タケルがオススメする音楽をご紹介する記事「南壽のオススメミュージック」。(不定期の気まぐれですが。。。)
第三回目の今回は、、、
◉The Chemical Brothers / Wide Open
1989年にマンチェスターで結成した彼ら。トムとエドの二人からなるケミカルブラザーズはダンスミュージックのパイオニア的な存在だと思う。
爆音で体を突き抜けていく音楽と共に現れる光や映像などで緻密に練られたライブパフォーマンスを観たら最後、必ず彼らの虜になるはず。「音楽に国境は無い」みたいなワードがあるが、何人たりともを夢中に踊らせる彼らのダンスミュージックはまさにそれだと思う。
そんな彼らの2015年リリースのアルバム“Born in the Echoes”に収録されている楽曲“Wide Open”。ボーカルを担当しているのはあのBeckだ。
Wide Open ◀︎YouTubeはこちら
僕はこの曲に何度も寝れない夜を助けてもらっている。メンタル的に、体力的に、理由は無くただ寝れない時も、、、僕にとっての子守唄的な存在である。
この“WideOpen”の魅力は四つ打ちのビートなのに優しいところだと思っている。ダンスミュージックやディスコミュージックによく使われる四つ打ち。大体の場合は元気に踊りたくなる楽曲に仕上がることが多いと思うのだが、これは真逆。ポーンっと海に放り投げられそのまま深海に沈んでいくような感覚になる。ベッドの中で聴いてるとグググっとベッドに沈んでいく。
ミュージックビデオも魅力の一つ。女性が無機質な場所でひたすら踊っているだけの映像なのだが、不思議と観れる。6分弱と長めの曲だが飽きずにのめり込むことができるのである。映像関係の仕事をしている人ならこのミュージックビデオの凄さが分かるのかもしれない。
彼らがかつて放った「ヒットソングに絶対的なフォーミュラは存在しない」という名言。WideOpen含め、壮大なアンセムのようなインストを数多くヒットさせている彼らが言うこの言葉は説得力ったらありゃしない。
2月にガーデンシアターで行われたライブも言わずもがな。最高の時間をくれた彼らには感謝しかない。
◉The Chemical Brothers / Wide Open
この曲だけでは無く彼らの音楽を漁れば必ずあなたにヒットする曲に出会うはずだ。今あなたの中にある感情、今いるシチュエーション、、、それらにフィットする曲があるはずです。
ぜひ聴いてみてください。