『髪をすく』『量を減らす』『軽くする』。。重いは重いでも、どう重い?
皆さんどうもこんにちは〜!
大変ご無沙汰しております!
河内です。
時の流れは早いもので、季節は秋🍁冬?
もう11月。
もうウンザリですが2020年は新型コロナウィルスとやらに翻弄されすぎましたね。
諸外国は今でも軒並み非常事態宣言、ロックダウンなど依然として収束の気配、糸口が見えてきません。
このままだと来年開催予定の東京オリンピックなんかもただの日本選手権になってしまうかもしれませんね。。。
全員メダリスト日本人みたいな。。。
なんて。
冗談はさておいて、話は変わりますがコロナ禍において人々の生活が大きく変わってしまいましたね。
マスクをしていない人は犯罪者のような見られ方をしますし、ましてやたまたま咳き込んだだけなのに蜘蛛の子を散らすように周囲から人がいなくなります。
仕事もリモートの方がほとんど、在宅時間ならぬ「おウチ時間」が長くなりましたね。
そんなこともあってかファッションに気が向かない、購買意欲がわかないなどという声がとても増えた気がします。
美容に関しても同様に、「人に会わないから〜」とかなり美容室から足が遠のいてしまうケースがあります。
でもそれは致し方無い事ですけどね!
今だに、2月や3月ぶりに来店されるお客様もチラホラいらっしゃいます。
気長にお待ちするしかないですね〜。
そして過ごしやすい今の時期、Sètéは入り口ドアは全開、業務使用の大型換気扇二つ、その他中型小型一つずつが常に空気の入れ替えをしてくれているおかげで感染経路にもなっていませんし、スタッフにも感染者はでていませんので、是非とも安心していらしてください。
さてそんなところで、今回はみなさん一度は美容室で言ったことのあるフレーズ
「髪、すいてください」
について掘り下げていこうと思います〜!
少々マニアックかもしれませんが、目をかっぽじって読んでくださいね❤️
「髪をすく」の話の前に整理しておく大事ことが一つ。
いわゆる重いスタイル、軽いスタイルありますが、
みなさんはどちらが好きですか?
人それぞれ好みがありますよね、
ちなみに僕はどちらかというと軽いスタイルが好きです。
重めも好きですが、なんでしょう、透明感?抜け感?動きのある?柔らかい?
スタイルが好みです。
でも、そもそも何が軽くて何が重いのか?
人によって感じ方って違うのか?
これって結っっっっっっっ構みなさんの認識が違うんです。
もっというと、美容師さんとのやりたい髪型のイメージの共有、とても難しいですよね?
毎回美容師さんにどう伝えたらいいかわからない!という方はそのあたりがクリアになると、オーダーがうまく伝わるかもしれません。
長さは切りたいか、キープか、
重めが好きか、軽めが好きか、
印象を変えたいか、そこまででもないか?
カッコイイが良いか、カワイイが良いか
イメージの写真があれば話は早いですが、ない場合、
これは美容師さんのお客さんの心情を聴き出すセンスにかかっていると思います。
何が軽くて何が重いのか?
これは大きく分けて3つ!
①触り心地が重い「触覚」
②シルエットが重い「視覚」
③その両方「感覚?」
という風に認識すると良いかもしれません。
触覚
では①の触り心地が重いというところから説明していきましょう。
こちらは文字通り、手ぐしなどお客様自らの手で触った時、触覚的に「厚み」や「毛量」で野暮ったく感じることです。
人によってその感覚は様々ですが、美容室に行き毛量調整をしてもらった後などは手櫛も通りやすく、なんだか毛がサラサラになった感じを実感できるかと思います。
人の毛は約10万本と言われています。
髪の毛を引っこ抜かない以外は、すきバサミやその他テクニックを用いて毛と毛に隙間を生み出し、毛量を調整することになります。
隙間を作ることによって、触感的に軽くなった実感を得ることができます。
いわゆる「髪の毛すいて下さい」はこれを指すものだと思います。
カット後、日数、時間が経過し再び毛量が戻ってくると「重い」感じに戻っていきます。
視覚
はいでは②の、「シルエットが重い」についてお話ししていきます。
これは当然、毛量が増えボリュームが増したことによって、シルエットが崩れて、視覚的に大きく広がって見える状態ということも含みますが、
ここで一番大事なのは、どんなシルエットが「重い」「重く見える」なのか?です。
ちなみに上記のスタイルは「重め」のデザインです。
ではこちらはどうでしょう?
ごめんなさい、ちょっとわかりずらいですかね〜?
※写真ネタ不足(笑)
というのも上記は全て僕の客様、または雑誌の撮影やセミナーで協力していただいたモデルさんなので、自分好み(透明感がある)に仕上げてしまっているので重いと言ってもこんな写真しか捻出できず。。。。
そうですね、、
はい、ROSSOが誇る若き天才スタイリスト伊藤愛です。
これ、一応重めシルエットです。
はい、何が言いたいかといますと、
「シルエットが重い」は、
サイドのラインがはっきりしていたり、いわゆるレイヤー(段)がなかったりするとことです。
レイヤーがあまり入っていないと、毛の重なりがあるためスタイルに「厚み」が残ります。
厚みがあるということは、毛量があるということイコール、「重い」という解釈です。
こんなの感じとか。。。
そうそうまさにこういう感じ。。。
↑まさに重め
そしてまた軽いスタイル↓
なんとなくわかります?!っ
重めのスタイルと軽いスタイル。
お客様が何をもって、どう重く感じているか?!
これとても大事だと思っています。
一人一人、「心地良い感触」ってありますよね。
あとはそうですね、重いか軽いかでいうと、
カラーリングによる印象の違いから、
同じスタイルでも暗いと重く見えたり、明るいと軽く見えたりなんてこともありますね、
話長くなりましたが、このように単純に「すく」「軽くする」と言ってもお客様の感覚と、
美容師さんの感覚のすり合わせってとっても大事!
例えば、いくらすいても軽く見えない。。。
とか、ものすごくシャギシャギにレイヤー入れて、なんならウルフくらいにしてるのに、なんかまだまだ重いんだよな〜とか、
とても奥深き世界です。
ですが、それを似合わせ優先で心地よくフィットさせるのが良い美容師さんのお仕事だと考えています。
感覚
あっ、忘れてましたね!
③の両方ってやつ。。。
触覚的にも、視覚的にも、、、感覚的に、、
まぁ、わかりますよね?
とにかく軽くしたいってパターン!
写真を参考にしながら、目指すデザイン、理想のスタイルイメージのズレが生じないよう、すり合わせをしましょう。
いかがでしょうか?
「すく」「重さ」のお話。
とても奥深いですよね。
美容師16年目、
これからも、手間いらずかつ消費期限の長い、そして何より!
「あらっ髪きりました?良いですね!どこの誰が切っていらっしゃるの?!」
な〜んて周りの人から言われるようなデザイン提案をしていきたいと思っています。
今回も僕の長ったらしい、細かい、しつこいブログにお付き合いいただきありがとうございました〜〜〜〜!!!
いつも感謝です!
ということで、早いもので12月。
年末に差し掛かり、師走の気配があるものの、コロナがまたしても邪魔をしています。
早くいつも通りの生活ができるようになりたいですね。
焦らず急がず、その時を待ちましょう。
皆さんも気をつけて下さいね!
髪の毛、デザインのお悩みあらば是非とも
までお気軽にご相談くださいませ!
では👋